インバウンド観光関連コラム(VOL 5) 『2020年に向けて、地方によるインバウンド観光戦略は待ったなし!』

『2020年に向けて、地方によるインバウンド観光戦略は待ったなし!』

都内の観光消費額はインバウンド観光客が急伸

過日、東京都は「2014年東京都観光客数等実態調査」の結果を発表しました。それによると、昨年、2014年に東京都を訪れたインバウンド観光客は前年比30.3%増の約887万人となり、過去最高を記録したとのことです。また、インバウンド観光客が東京で消費した金額は7千800億円にのぼっており(前年35%増)、こちらも過去最高です。

一方で日本人観光客数はわずか0.1%増に留まり、ほぼ頭うち状態です。(消費額は2.1%増) このような状況を考えると、今後ますますインバウンド観光客頼みの傾向は続きそうですね。

 

地方は東京の恩恵を受けられるかがポイント

さて、この状況は地方にとってはどのような影響を及ぼすのでしょうか? 政府は2020年のオリンピック開催に向けて、インバウンド観客の受け入れ促進を着々と進めております。 インフラが整い、TDR(東京ディズニーリゾート)や秋葉原など、観光リソースが豊富な東京に益々一極集中が強まるのでしょうか?

必ずしも、そうだとは言い切れません。 日本へのツアーを企画しているインバウンド専門の旅行会社では、いわゆるゴールデンルート(関西圏から富士山を通過して、東京までを縦断する定番のインバウン観光コース)に飽和感を抱いており、新たな魅力ある観光コースを模索しているとよく耳にします。

地方は、今こそ、地道な誘客戦略を打ち出すべき時ではないでしょうか? そのためには、諸外国の旅行会社やマスコミを対象としたモニターツアーを企画したり、SNSの発信力を狙って、現地の有力ブロガーを囲い込んで、地域の魅力を体感してもらったり、地道な活動が求められます。 2020年までカウントダウンが始まっています。今からでも間に合います。さあ始めましょう!インバウンド観光客誘客戦略を打ち出すときは今です。

 

 

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