インバウンド観光関連コラム(VOL 4)『地域特性を活かしたターゲティングの重要性~インバウンド観光客の消費動向から考える~』

『地域特性を活かしたターゲティングの重要性~インバウンド観光客の消費動向から考える~』

 

欧米豪は宿重視、中国人はショッピング

昨日(5月18日)の日経新聞の夕刊に、観光庁による最新の訪日客(インバウンド観光客)消費動向の記事が掲載されていました。

今年1月~3月のデータで、各消費動向の中、「宿泊料金」のトップ3は、オーストラリア(9万7156円)、フランス(8万3665円)、英国(8万1749円)となっていました(一人あたりの消費額)。ちなみに中国は10位(5万2868円)です。相対的に欧米豪のインバウンド観光客の宿泊に対する消費額が高いことがわかります。

一方、「ショッピング代」で見ると、トップ3は、中国(17万6975円)、ベトナム(8万796円)、香港(7万1905円)とアジア勢が独占しています。

この2つのデータから見る限り、インバウンド観光客の国別のニーズが読み取れますね。

欧米豪は、滞在型でのんびりとした時間を過ごしたいという傾向があらわれております。オーストラリア人で賑わう北海道のスキーリゾート、ニセコ地域では、1週間くらいかけてのんびりとコンドミニアムで過ごすというインバウン観光客が多いと言います。

中国人をはじめ、アジアから来るインバウンド観光客は、滞在そのものには、お金をかけず、その分ショッピングに費やしたいというニーズが上回っているのがわかります。

 

インバウンド成功のポイントは、地域特性を見据え、誰を招くか?

今後、インバウンドで地域活性化を狙う上では、このようなインバウンド観光客のニーズをおさえておくことが必要です。

そして、重要なことは、当該地域の特性は何かをしっかりと見極めて、適切な相手(インバウンド観光客)を探し出すこと。いわゆるターゲティングをしっかりと行うことが求められます。

例えば温泉などの観光資源に恵まれず、それ故地域に宿泊のインフラが整っていない場合は、上記のような「滞在型」インバウンド観光客を誘致してもニーズとマッチしません。

ショッピングをニーズとするアジア系のインバウンド観光客をターゲットとして、地域資源を活かした商品開発、あるいは「ご当地グルメ」を前面に打ち出すことも一案でしょう。

インバウンド観光客を招き、どのような形で消費をしてもらうか、言い換えるとどのように地域に「お金」を落としてもらうのか?

そのためのスキーム作りには、地域独自のしたたかな戦略が求められるのです。

地域独自、他地域のコピーではなくオンリーワンのやり方を模索すること。

これが地方創生の一番の突破口であると考えます。
 
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