地域に行って、講演や研修会を開催すると、地元企業の経営者の方
から口々に出て来るのは、計画的な人材育成が出来ていないという課題です。
世間一般で言われているように、決して人材が不足しているわけではなく、
必要とされる技能や知識を持った人材が育っていないという事実に頭を悩ませていま
す。
大手企業のように、社内の人材育成計画を体系的に整えていることもなく、
また当然、そこにコストを投じていることもないので、このような問題が出て来ることは、必然であると思えます。
ただ、幸いなことは、地方の中小企業の経営者たちは、その事実(人材育成が進んでいないこと）に気づき始めているという点です。
この点においては、政府の地方創生戦略において、石破大臣はかねてから、「地方創生は人材育成から」と声高にメッセージを発信していることが少なからず影響しているのかもしれません。
まだまだ、ようやくスタートラインに立っただけかもしれませんが、地方衰退を食い止めるためにも、地域人材の計画的な育成を、今こそ始めるべき時に来ていると思います。
公共事業にむやみにコストを投じるのではなく、また、金太郎あめのように他地域と同様の安易な活性化施策に走るのでもなく、地域のポテンシャル高い、人材にじっくりと、かつ確実に投資していく。そのために、どのような人材を、いつまでに、どのようにして育てていくのか？地域の企業個々に考えさせるだけでなく、自治体も積極的に関与して、計画を打ち立てて頂きたいと考えます。
そして、我々、「人づくり」会社側の責務も、大きくなっていく事を自覚し、
元気な地方の創生に力を尽くしてゆきたいと考えています。
弊社も10月以降、埼玉県加須市、山形県庄内町、秋田県由利本荘市のそれぞれの
実践型地域雇用創造事業をサポートいたします。
観光や農業、6次産業化などをテーマに数多くのテーマを携え、地域へ出向きます。
まちづくりと人づくり、弊社の挑戦もまだまだ続きます！
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