地域人材をいかに育むか~地方創生は人づくりから~

地域人材の育成に関して、講演会や研修会の講師としてお仕事の依頼を

受けることが増えています。

 

さまざまな地域へお邪魔して、成功事例や、失敗事例を目の当たりにすると

地域人材を育成する上で、まず戦略的に、核となる人材の発掘が欠かせません。

地域人材の核、すなわち、地域リーダーの発掘に関しては、

いくつかのパターンを検討する必要があると思います。

 

大きく分けると、次の3つのパターンがあります。

 

(1)地域の中から発掘する・・・地域に愛着心をもち、周囲からも信頼されいています。いわゆるカリスマ的な存在へと発展する可能性が高い。一方、リーダーシップが強すぎる傾向があり、後継者が育たず、1代で終わることがあります。

 

(2)地域外から招聘する・・・専門性のある外部人材を招聘するパターンです。Iターン人材や、プロフェッショナル人材の派遣、シンクタンクやコンサルタントファームからの人材派遣等もあります。地域のしがらみには惑わされず、ある意味ドライに、専門的見地から地域課題を解決できるという利点があります。地域の人との信頼関係構築、円滑なコミュニケーションをとれる対応力、人間力がないと、空中分解する可能性も考えられます。

 

(3)地域で学ぶ学生を活用する・・・いわゆる「よそもの・わかもの・ばかもの」の視点から、地域内の高校や大学の人材を活用するというパターンです。いわゆる域学連携活動の一環として、学生の知恵を地域の活性化に拝借するという考え方です。

 

私も、外部専門家として、(2)のパターンで実際に地域にお邪魔する機会がありますが、最近は(3)のパターンで、学生と地域をコーディネートするケースも増えています。地域内、あるいは周辺に高校や大学があれば、そこと連携協定を結び、学生に積極的に地域に入ってもらい、地域住民や企業、NPO法人との交流を図りながら、地域の課題解決に取り組んでもらいます。

 

地域ブランド商品の開発、シャッター商店街の活性化、外国人インバウンド観光客の誘客、空き家の活用策など。学生のユニークで新規性に富んだアイデアを地域に投入していくことで、地域に活力を見出すとともに、学生にとっては、地域課題の解決という難題に取り組み過程で、社会人として必要な基礎力の醸成ができ、地域にも学生にも双方にメリットを及ぼしています。

 

そして、地域に入る学生が、地域に魅力を感じ、そのまま地域に定着し、本当の意味での地域リーダーに育っていく可能性も秘めています。地域リーダーの発掘という観点からは、(3)パターンが一番時間がかかりますが、私は、地域にとって最も潜在的効果の高いものだと感じています。

 

地域人材育成コンサルタント

明星大学 経営学部 特任准教授

田原洋樹

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