インバウンド観光関連コラム(VOL.1) 『インバウンド観光はもはや日本の基幹産業』

『インバウンド観光はもはや日本の基幹産業』

3兆円産業という重み

観光庁が4月30日付けで発表した、2015年1月~3月期のインバウンド(訪日外国人)の消費額は、前年64%増の7066億円となり、過去最高を記録しました。
2014年1年間の消費額が約2兆円と言われておりますので、今年はこの数字を軽く越しそうなペースですね。
それどころか、3兆円という大台も視野に入ってきました。

コンビニ最大手のあのセブンイレブンの売り上げが3兆8千億円(2014年2月期)と言われているので、この数字がいかに大きい額であるかがわかります。
もはや、インバウンド観光は日本の基幹産業という位置づけに上りつめているわけですね。

日本の地方の定住人口の減少は食い止めることは困難になってきています。
定住人口1人減少すると失われる年間の消費額を観光客で補うとすれば
国内日帰り旅行ならば77人分。インバウンド観光客なら7名で済むと言われています。

地方の観光産業関係者からすれば、インバウンド観光客が、正に我が国の地域経済活性化の「救世主」に見えていることでしょう。
ただ、一部にはまだまだインバウンド観光の受け入れには否定的な人もいるのは事実です。

 

インバウンド・アレルギーを払しょくする

インバウンド観光客の受け入れに否定的な意見を列挙してみると

・アジア系の観光客はマナーが悪い
・他の日本人観光客が来なくなる
・日本人に比べると消費額は少ない
・言葉の壁がある
・インバウンド観光客に喜んでもらえるだけの観光資源が少ない

代表的な意見としてはこのようなものが考えられます。
インバウンド観光の受け入れに成功している地域の取り組みを見ると
上記の課題を見事にクリアーにしています。
むしろ、一見マイナスに見えることを、プラスに変えている地域もたくさんあります。

では具体的に取り組むべきことは何でしょうか?
私はインバウンドに対する誤解や偏見、言い換えると風評被害ともいえる
インバウンドに対するアレルギーをまずは払しょくすることだと考えます。
世界各国から来るインバウンド観光客への理解、そして興味と関心を注ぐことからスタートすることをお勧めします。

今後、本コラムでは、さまざまなインバウンド観光に関するトピックスや取り組み事例、コンサルタントとしての私の見解などを発信して行きたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

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