昨年度より、東京都日野市にある明星大学経営学部で、特任准教授として、域学連携活動を行っています。
先日は、2年生を対象としたプログラム「多摩ブランド創生」という授業の一環として、日野市南平地区にある、南平南口商店街の視察に、学生とともに行ってまいりました。
30年ほど前は、近隣の大型店とも、お互いの良さを補完しあい、来街者も大型店が出来る前の4倍の
売上を出すなど、大変活性化していたそうです。
その後、店主たちの高齢化や、大型店の閉鎖などもあって、シャッターを閉めるお店も増えています。
ただ、一方で、若い人が新しくお店を開業するなど、良い兆しも
見えています。
今後、学生のアイデアを結集し、南平商店街の活性化に向けた課題の抽出と
具体的な取り組み策を考察していきたいと考えています。
このような大学と地域との連携、いわゆる域学連携や、産学官の連携に関しては、
学生にとっては大変良い経験となっています。
座学の勉強だけでなく、フィールドワークを通じて、リアルな地域課題に触れることは
コミュニケーション力や仮説構築力、課題解決力など、今後社会に出る彼らにとっては
恰好のジェネリックスキル習得機会につながるからです。
私も、実務家教員として、このような取り組みに微力ながら貢献していきたいと思います。
明星大学経営学部 特任准教授 田原洋樹
hiroki.tahara@meisei-u.ac.jp
域学連携活動事例(日野市南平商店街)~明星大学経営学部~